わんちゃんの病気

わんちゃんは人間よりも身体が小さいため、軽く見える症状も実際はとても大きな痛みや苦しみを味わっていることがあります。少しでも異変を感じましたら、すぐにお連れ頂ければと思います。

耳の病気

耳血腫(じけっしゅ)

原因と症状

激しく耳を掻くことによって血が溜まり、その結果耳が腫れてしまいます。特に耳道と呼ばれる部位の近くでできることが多く、多くの場合は片方の耳だけに見られます。菌が溜まって身体が発熱し、患部には痛みが発生します。

当院の治療方法

針で毎日血を抜くか、切開をして血の出口を作ってあげます。症状が良くなり始めたときにやめてしまうと再び血が溜まってしまうこともありますので、1~2週間は毎日血を抜く処置を続けるようにしましょう。

外耳炎

原因と症状

悪臭のする耳垢が外耳道に溜まり、炎症が発生します。酷くなると赤く腫れて熱を持ち、場合によってはただれてしまうこともあります。かゆみを伴うため、わんちゃんは耳を掻こうとします。

当院の治療方法

まずは検査でどのような菌が繁殖しているのかを確認し、それに合った抗生物質や抗真菌剤を投与します。また、耳をきれいにお掃除する必要があるため、耳毛を抜いて薬剤を使って消毒します。耳垢が溜まっていないか、むやみに後ろ足で耳を掻いていないかどうかを、日頃から見てあげるようにしましょう。

内耳炎

原因と症状

内耳には聴覚や身体の平衡感覚に関係する神経があり、何らかのきっかけで炎症が起きると難聴やふらつきが起きてしまいます。

当院の治療方法

難聴はお薬では治療できませんので、耳を清潔にして回復を促します。また、ふらつきには副腎皮質ホルモン薬などで治療していきます。

目の病気

角膜炎

原因と症状

角膜炎は、シャンプーなどの化学的刺・目をこすること・目の周りの毛・アレルギー反応・犬ジステンパーウイルス感染症・代謝障害など、様々な原因によって引き起こされます。目を前足でこすったり目を何回も開閉したりする他、黒目が白く濁ってしまうこともあります。

当院の治療方法

症状を抑えるための点眼薬を投与します。また、考えられる原因が多いため、直近の出来事を思い出して頂いたり検査をしたりすることで原因を特定し、その原因を解消するための治療を行っていきます。

結膜炎

原因と症状

毛・シャンプー・薬品・ほこり・植物種子・毒物性スプレー・細菌などが目に入ることで、瞼結膜と球結膜が炎症を起こしてしまいます。症状としては、目やに・充血・涙目・浮腫・かゆみ・痛みなどあります。

当院の治療方法

角膜炎と同様に、まずは原因を突き止めた上で、その原因を解消していきます。細菌感染が疑われる場合には、抗生物質の目薬や眼軟膏を投与します。

白内障

原因と症状

目の中にある水晶体が濁って、視力が少しずつ低下していきます。その他、目がかすむ・眩しい・映像が重なって見えるといった症状もありますので、物にぶつかりやすくなったと思ったら検査を受けるようにしましょう。

当院の治療方法

手術で濁った水晶体を取り除く、もしくは点眼薬で進行を抑える治療を行いますが、いずれの場合も完全に視力が回復するわけではありません。早期に発見して、早めに進行を遅らせる手立てを講じることが重要です。

緑内障

原因と症状

緑内障は、視野が狭くなっていき、いずれ失明してしまう可能性もある病気です。初期段階では、眼を細める行動や光への過敏反応が見られます。

当院の治療方法

利尿剤や炭酸脱水酵素阻害薬を使って、緑内障の原因物質となっている房水の産生を抑えます。また、副交感神経の働きを良くすることで房水の排泄を促します。重症になると眼球摘出手術が必要なこともあります。

眼瞼炎(がんけんえん)

原因と症状

アレルギー・細菌・真菌・寄生虫・皮膚病・免疫介在性・眼瞼に生じる腫瘍・外傷性・交通事故・咬傷外傷などが原因で、まぶたの周りの皮膚が炎症を起こします。かゆみや腫れや抜け毛があり、場合によっては湿疹や化膿が見られることもあります。前足で目を触ったり頻繁に瞬きをしたりします。

当院の治療方法

眼瞼炎を引き起こしている他の病気の治療をして、併せて点眼薬を使って眼瞼炎の症状も抑えていきます。

皮膚の病気

ノミアレルギー性皮膚炎

原因と症状

ノミが原因で、耳の後ろ・背中・腰・肛門・陰部などにかさぶたができ、脱毛してしまいます。かなりのかゆみがあるため、わんちゃんには強いストレスがかかって睡眠不足になることもあります。また、ノミがたくさん寄生している場合は、貧血の恐れもあります。

当院の治療方法

再寄生させないために、わんちゃんと周辺環境を同時にノミ処理することが重要です。また、今後の予防のためには、根本的な体質改善や免疫力向上、そして専用のシャンプーや外用薬を使用することも重要です。

脱毛症

原因と症状

感染症や内分泌傷害などが原因で脱毛して、皮膚は赤や黒に変色してしまいます。また、同時に悪臭やかゆみも出てきます。

当院の治療方法

感染症が原因の場合は、その細菌や寄生虫を駆除することで、2~3週間後には再び毛が生えてきます。一方でホルモン性の脱毛の場合は、治療を開始してから毛が再び生えるまで最低でも1ヶ月程度かかります。

ヘルニア

犬の椎間板ヘルニア

原因と症状

激しい運動や老化が原因で、脊椎の中でクッションの役割をする椎間板が損傷して、髄核が飛び出して脊髄を圧迫するのが椎間板ヘルニアです。背骨を触ると痛がる・足を引きずる・ふらつく・段差の上り降りを嫌がる・起立困難・元気がなくなるなどの症状が現れ、放っておくと半身不随になることもあります。

当院の治療方法

症状が軽い場合はステロイド剤などの消炎剤などで患部の痛みを抑えます。一方で、足が動かないほどの重症になると、外科手術で脊髄を圧迫している椎間板物質を取り除く必要があります

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